「経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれる」 ディズレーリ「ヴィヴィアン・グレイ」より
2年の沈黙を破り、ザ・ファブルが帰ってきました!ヤングマガジンで2021年より第二部の連載再開です!
最強の殺し屋組織「ファブル」で最高傑作と呼ばれた男、佐藤明が帰ってきました。
第一話ではミサキと住んでいるところから話は始まります。
「朝ですよ〜」と新妻のミサキがアキラを呼びます。食卓にはやはり「サンマ」が並んでいます。めちゃくちゃ美味しそうです。新婚生活ですね。
アキラは「アッくん」と呼ばれていました。相変わらず寝床は「風呂」です。風呂の水を抜いて、風呂の中で寝ています。
最強の殺し屋ファブルこと「佐藤」は、ミサキのことをなんと…
「ミーたん」
と呼びます。
おはよーと言い合っています。最強の殺し屋が「ミーたんおはよう」と。不気味ですね。
佐藤が帰ってきたのは「ウイルスのせい」だそうです。新型コロナのことでしょう。
ファブルの世界でも、他府県の車がウロウロしてちゃマズイ雰囲気になっているそうです。会社のオクトパスも仕事が減っているそうです。コロナは大変ですね。
舎弟のクロはファブルこと佐藤の弟分だと自負しています。佐藤が帰ってきたことを知らされずに不満そうです。
新婚ベタベタの佐藤アキラ
最強の殺し屋の新婚生活はどんなものでしょうか?
な、なんと…マスクをして出かけるときに「あっKUN♡」と書かれたマスクをしています。最強の殺し屋が、です。
これはヤバいでしょう。事件です。ファブルがおかしくなっています。

私は目を疑いました。が、どこか寂しそうな雰囲気があるそうです。
「人助けをしたい」と出ていったものの、すぐに帰る羽目になってしまったのが応えているのでしょうか。ちなみにミサキは在宅勤務のようです。家でイラストを書いています。
オクトパスの社長も佐藤を心配しています。もうたしかな人と人とのつながりがあるのです。
最強の殺し屋、普通の仕事をする
佐藤は仕事をしていました。どんな仕事でしょうか。
佐藤「体力はすごく自信があります」
客「その気にさせてくれたら倍額だそう。その気にさせればな」
佐藤「全力を尽くしますです。お金を頂く以上、プロなので」
そう言って向かった先はなんと───
カラオケ屋でした。
客が大声で謳うのをシャカシャカとタンバリンを振って盛り上げています。
何をやったかというと、「レンタルおっちゃん」です。ツイッターでは「レンタル何もしない人」みたいなのがいますが、それの佐藤版です。人は殺していません。
1時間1000円で佐藤をレンタルすることができます。
「今日の仕事はどうだった?」
とミサキが聞きます。
カラオケの応援をしたと報告して、「ありがとう」の言葉はもらえたといいます。
佐藤は「ありがとう」をもらうために頑張っているのです。
ふと寂しそうな顔をする佐藤。
ミサキはずっと気にしていました。
「ねぇアッくん…アッくんってたまにふと何か思いつめたような顔するね寂しそうな…。何かあったらアタシにも話して──」
心配しながら聞きました。
佐藤は応えます。
「そんな顔──してた…のか」
「最近──ジャッカルがあまりテレビに出ないのが…かなり寂しい…」
と真面目な顔で言います。
ミサキの心配は杞憂に終わったようです。こんな日常でも「ファブル」の正体を知っている私達には楽しいですね。微笑ましい日常です。
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第2話のネタバレはこちらです。ヨウコが登場していますね。
第3話と第4話は下に続きます。