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ジャンプ漫画『PPPPPP』を読んだ感想|面白い?つまらない?打ち切りの理由とは

週刊少年ジャンプ2021年42号から、『PPPPPP』が始まった。

読み方は「ピピピピピピ」

「P」が6つである。理由はわからない。

12月21日7卵性の7つ子が誕生した、とある。

最初はめちゃくちゃだと思っていたが、7つ子を出産した例はある。

1997年、ボビー・マッコイさんは排卵誘発剤を服用後、7つ子を身ごもった。ボビーさんの夫であるケニー・マッコイ氏は胎児を選択して残すことを拒否し、彼ら皆を残すことを決めた

http://j.people.com.cn/n/2015/0918/c94659-8952075.html

主人公以外の6人は全員天才ピアニストで、主人公だけが落ちこぼれという設定である。

主人公の最初のセリフは「はあーウンコしたい」

本当にこれでいいのか?大切なコマを無駄遣いしていないか?

名前は「ラッキー」

適当に名付けてないか?これでいいのか?

才能がないラッキーにきつくあたる父に嫌気が差し、離婚。

ラッキーだけ母についていくことになったそうだ。

作品のテーマは「凡才と天才の対比」だろうか。

やたらと主人公に才能がないことが強調されている。

『PPPPPP』のストーリーの何が問題なのか?

まず母が「天才に生んであげられなくてごめんなさい」というシーン。

凡才にこだわり過ぎではないだろうか。

「ピアニストになって」

「凡才でもピアニストになれるのかどうか私に見せて。見たいの。

私はあなたのピアノが大好きだから」

こういう母はあと2年だか1年の命であるらしい。

初回で身内が死ぬのは呪術廻戦でもあった。

が、呪術廻戦とは何か、死に方の意味が違う気がする。

なぜか、母が死ぬシーンが全く可哀想ではない。感情移入できない。

唐突だからだ。

ニュースで他人が死んでるのを見ても何も感情が動かないように、新聞記事で死亡を読んだみたいに、『PPPPPP』の母は突然死ぬ。

もっと死なせ方を考えた方がいい。

読者は母のキャラクターがわからない。主人公をちゃんと愛していたのかもわからない。

つまり、見せ方が悪いのだ。

色々と唐突すぎる

2話目で古須亜子という女と対戦して、どちらかがすごい先生に弟子入りするという話になっている。

なんというか、唐突にバトル要素を入れられても納得感がない。

現実の音楽学校ではどうなの?無理やり対決にしてない?なぜ?

という納得感がないのだ。

こんな急に対決させるのだろか?

「話のテンポが良い」と解釈する人もいるかもしれないが、私にはとにかく全てが押し付けがましく、読者が完全に置いてけぼりになっている印象を受けた。

あと、3話で「母の仇討のために音上を倒す」という女にも唐突な印象を受けた。

いや…それ無理やりすぎるだろ…

母がピアノのコンクールで音上に負けた

ダメ人間になった

娘が仇討ちする

この流れが理解できない。感情移入できない。共感できない。

なぜダメになったのか?なぜピアノのコンクールで音上に負けてしまったのか?

などを掘り下げて描かなければいけないのに、『PPPPPP』は結論だけをコマに振っていくから、全く面白くない。

表現力が低すぎる。他の作品を研究するべき

『PPPPPP』が打ち切りだな、と確信したのは下のコマである。3話。

「すごい演奏をしている人」を表すためのコマなのだが、こんな描き方ですごさが伝わるわけがない。

「のだめカンタービレ」は読んだか?

いま人気の「青のオーケストラ」1巻の超絶名シーンを読んだか?

主人公の青野が長い長いブランクを経て、父への怨嗟の念を捨て、ヴァイオリンを弾いたシーン。

設定は『PPPPPP』と似てるけど、面白さが全然違う。

河原でヴァイオリンを手に取った主人公。母を捨て父が出ていってから辞めたヴァイオリン。

1年ぶりの演奏だ。

…ここは、色んな音が聴こえる。

でも…父の音は聴こえない。

道を歩く人がその演奏の素晴らしさに振り返る。

隣にいた女の子は目を輝かせて言う。

「…マジ!?」

これだよ。こうやって描くんだよ。

私はこのシーンを読んで涙を流した。何度も泣いた。

演奏の素晴らしさと演奏に至るまでの心境、葛藤が丁寧に丁寧に描かれていたから。

漫画のページから音は出ないけど、素晴らしい音が流れているのがわかったから。

絶対にこれじゃない。

ピアノの実力を示すのに「ズババババ」は違うだろ。

最強の「きらきら星変奏曲」はこうなる

ゆゆうたが最強にピアノがうまいYoutuberとして「かてぃん」さんを紹介していた。

ちょうど『PPPPPP』で主人公の得意曲である「きらきら星変奏曲」を演奏していたので、貼っておく。