この記事ではDjangoプロジェクトをスタートするまでの手順を紹介します。
作業内容は以下の通りです。
- 仮想環境を作成する
- Djangoをインストールする
- Djangoプロジェクトを作成する
- サーバーを起動させてみる
順番にやっていきましょう。
pipenvをインストールする
以下のコマンドでPipenv
をインストールします。
PipenvはPython公式が正式に推薦する依存関係管理・パッケージングのためのツールです。
pip3 install pipenv
仮想環境を作成してDjangoをインストールする
Djangoのプロジェクト用ディレクトリを作ります。
% mkdir example; cd example
作成したプロジェクトディレクトリ上に仮想環境を作りましょう。
pipenv
を使ってDjangoをインストールします。
以下のコマンドを実行してください。
pipenv install django==3.0.2
以下の2つのファイルができます。
- Pipfile
- Pipfile.lock
上記のファイルにはプロジェクトの依存関係が定義されています。
なお、Pipfile、Pipfile.lockは両方Gitなどでバージョン管理するのが望ましいとされています。
参考 Pipenvの基本的な使い方Pipenv公式ドキュメント次に、以下のコマンドで仮想環境をアクティベートします。
pipenv shell
すると、
(project-UBAY-kjF) project %
のように、プロジェクト名がカッコで囲まれて表示されます。これで仮想環境のアクティベーションが完了しました。
Djangoプロジェクトを作成する
以下のコマンドでDjangoプロジェクトを作成します。
「first_example」がプロジェクト名です。
django-admin startproject first_example .
上記のコマンドを実行すると、以下のようなファイル&ディレクトリが作成されます。
% tree -A .
.
├── Pipfile
├── Pipfile.lock
├── first_example
│ ├── __init__.py
│ ├── asgi.py
│ ├── settings.py
│ ├── urls.py
│ └── wsgi.py
└── manage.py
Djangoのサーバーを起動する
Djangoのローカルサーバーを起動させましょう。
最初に作成したDjangoプロジェクトのディレクトリで以下のコマンドを実行してください。
python manage.py runserver
すると、以下のようなコメントが表示されます。
Django version 3.0.2, using settings 'first_example.settings'
Starting development server at http://127.0.0.1:8000/
Quit the server with CONTROL-C.
http://127.0.0.1:8000/
を開くと、Djangoの最初の画面が表示されます。
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