『トリリオンゲーム』の最新話のネタバレを紹介します。最新話でどんな展開になっているのか知りたい人のための記事です。
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なお、『トリリオンゲーム』を無料で読む方法は以下の記事で解説しています。
第19話 ネタバレ
ドラゴンバンクがメディアの力ですり潰してくるっつうんなら、逆に、俺らが、メディア帝国を作りゃいい。
メディア…帝国?
テレビとかネトフリとかってことですか?
どゆこと?具体的に何するの?
ハルはいいます。
「そのためのロードマップ一歩目だ!まずは 超大金をゲットする!」
最初から言ってることは変わりません。
会社には1億円あります。
「その1億円を今から、桁違いにガボッと膨らますには、やっぱ───
ソシャゲだろ!!」
そうしてリストアップしたのがゲーム会社です。凜々がちゃんと仕事してくれました。
ハルはリストを眺めて、「ちょい買い出し行ってくるわ」とでかけます。
「何買ってくるの??」
「ゲーム会社」
ポシャったゲームのプロジェクト、いや、できりゃゲーム会社ごと、まるまる買ってゲットする!
ガクはハルと投資家を探した時期を思い出します。
トークの達人がどんな交渉でも一発で…みたいなことはなかったのです。
ハルは断られても断られても、何回でもチャレンジしました。手を変え品を変え、何度でもです。
ゲーム会社買収
ハートが熱い社長のゲーム会社にハルが交渉に来ました。
情熱的な社長は仲間に言いました。
「買いてえ、んだとよ。
ゲームも俺らもまるごと。
心配すんな。売ったりしねえよ。
どうせそんな連中、課金ジャブジャブのゲームにして儲けまくれしか言わねーんだ。
ビシッと言ってやるだけだぜ、ハートが足んねェ、ゲームなめんなってよ」
その次のページ。ハルは言います。とっても爽やかな顔で。
「自由にゲームを作ってください!クオリティファーストで」
「家賃の滞納ならご心配なく、オフィスもご用意します。
だって僕小さい頃からずっと──ゲームを愛してるんです!」
キラキラしていました。
情熱社長はあっという間に丸め込まれました。
「いや俺にはわかんだよ。ハルあいつの目は、嘘をつく目じゃねー」
ガクの狭い部屋に来たゲーム会社のメンバー。
「すすすいません…めちゃくちゃ狭くて」
情熱社長は言います。
「んなことねーっすよ!」
「足んねぇと困んのは。部屋の広さなんかじゃねー」
「ハートだ」
「それがありゃどこでだって作れるぜ。面白ぇゲームのプログラムは…」
そこにハルから「今日からそっちじゃねぇわ」と電話がきます。
「めでたく新しいオフィス、トリリオンキャッスルに、お引越しだ」
家賃はなんと、月300万円。
残り資金数千万で、スタッフ7人いて、家賃300万。何ヶ月もつんですかコレ…?
「金なら心配いらねえ。ガバっと入ってくっからな」
「言っただろ、ロードマップの一歩目は、ゲームが金の卵だ」
「こいつらを──
ソッコーで、ウン十億円に化けさせる!!」
第18話 ネタバレ
ハッタリAIショップ『ヨリヌキ』月商2千万円達成…!
という一コマから始まるのが18話です。
バックでハッタリAIをやっていたのが凜々だと売却先の社長にバラしてしまいます。
「AIが人力だったって秘密、私に先に、タネ明かしするってことは───」
ページをめくると…
「昔ながらの生花店。私達蜜園フラワーが誇る、熟練スタッフたちの腕も、駆り出したいってことね」
そういって、フラワーショップの熟練のスタッフたちを用意してくれました。
「当座の注文を、熟練の人海戦術、人力AIで捌いている間に、祁答院のオッサンが用意した実弾3千万で、ホンモノのAIを外注する!」
ガクは外注した技術者を見て安心します。
「作れる。これだけ熟練職人のテクニックをAIに教える、教師データがあれば…!」
社員は社長に聞きます。
「社長、ここまでしなきゃ、いかんのですか」
「そりゃうちは今、縮小の一途だ。
巨大資本でCMまで打ってる『花ヴィーナス』に勝てるわけない。でも──」
「この自社ビルも手放した今、当座の運転資金は回ります。老舗ならではの手堅い商売を続けていればいずれは──」
「いずれは、何? 気づけば茹でガエルになるまで待つの?」
「攻めたら負けるかもしれない。でも蟻が巨象に勝つには、攻めるしかない」
そして手に入ったのが「1億円」でした。
預金口座に入った1億円を見て、ガクはいいます。
「すごいなあ。」
「いや実際すげえってガクお前──」
「違う、じゃなくて。」
「パソコンでこう、なんか作るって。僕のただの、地味な趣味だったのに…」
「こんなに、価値があるって思われて。買ってもらえるんだ。すごいな、仕事って」
ガクは涙を流しました。仕事はすごいんです。
ヨリヌキは大ヒットを飛ばします。売上も順調に伸び続けました。
さて、18話の終盤。
孫正義のような顔をしたドラゴンバンクの社長室に場面はうつります。
部下が急伸しているオンラインサービスについて報告しています。
「あとここは小さいので無視もできますが、AIショップの『ヨリヌキ』」
「あー小さいとか関係ないの。伸びてるとこ全部よ、全部。
ほら買い叩いて断るなら、うちで丸パクって潰しなさい。」
「小動物たちが必死に育ってきたところで、全部残らずさらい取る」
「それが傘下にメディア持ってる、大資本の強みでしょ」
まるで孫正義のようなことをしています。
ハルたちのネタをパクって大資本で広告を打ちまくってきたのです。
社長が涙を流します。
「ハル、あなた達と一緒に攻めれば、もしかしたら巨象にだって勝てるかもって」
「結局はメディア帝国にすり潰されちゃった。
でもいいの、ビルを売ったお金で当面は乗り切れるし、『ヨリヌキ』だって完全に潰れたわけじゃない」
ハルは不敵に笑います。
「クハハ、メディア帝国に勝てねえんなら、俺らがメディア帝国になりゃあいい」
社長は信じられないかのように笑います。
「フフフそしたらステマでもなんでもし放題。
『ヨリヌキ』も押し上げられるわ。そんな日を楽しみに待って…」
ハルは慰めの寝物語を語っているわけではありません。
「大金がいるぞ。ここまでの比じゃねぇほどな」
「私も乗らせて。本気で作るのね?メディア帝国を」
「ああ。俺のワガママは、世界一だ!」